緑層成す [気が向いた時日記]
分け入っても分け入っても青い山
山頭火
四月、初夏の候に作られた句とのことだが、深緑に夏日のカッと照りつけるこの時期でも良いかと思う。
今頃は、朝四時をまわると薄っすら空が白み、稜線が見えてくる。その時、突如、四囲の山から一斉にセミの鳴が湧き上がる。全山その響きの中に埋没する、三十分たらずのセレモニーはなかなかに素晴らしい夏の朝のイベントなのだ。
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分け入っても分け入っても青い山
山頭火
四月、初夏の候に作られた句とのことだが、深緑に夏日のカッと照りつけるこの時期でも良いかと思う。
今頃は、朝四時をまわると薄っすら空が白み、稜線が見えてくる。その時、突如、四囲の山から一斉にセミの鳴が湧き上がる。全山その響きの中に埋没する、三十分たらずのセレモニーはなかなかに素晴らしい夏の朝のイベントなのだ。
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