月待ちの山 [甲斐路・津久井路]
若葉を渡る風に誘われて、ハイキングです。
行き先は、“秋山・二十六山”。同じ二十六山が南西10Kmほどのところに在るためにこの名前がついています。ちなみにもう一方は“道志・二十六山”。
檜の造林帯と雑木林にはさまれた快適な尾根道です。
途中、見晴らしのよいピークが在りました。ほぼ真西に向かい蒼また蒼の道志山塊、遥かに南アルプスが白く輝いてました。長タマに変えてもう一枚。
山頂。10M四方ほどの平地です。周囲の見晴らしはあまり効きません。さすがにここらまで来ると伸びて間もない稚葉が陽光に光ってます。
ここから僅かに下った一画に“二十六夜”の碑があります。高さ1Mほどの自然石に「二十六夜」と彫られています。今日は十人ほどの先のグループが休息中でしたのでここの写真はパス。帰りは登りとは別のルートを、暗い檜の植林帯の中をひたすら下る。
登山口近くの県道沿いで面白いものを見つけました。“二十三夜”の碑です。奥の小さい碑は菩薩像と思われますが風化が甚だしく良くわかりません。
何れにしろ、かってはこの辺でも二十三夜(下弦の月)や二十六夜(逆三日月)の月待ちの講がさかんに行われていたのでしょうね。
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