霊気満山 [気が向いた時日記]
幾年か前、高尾山に役行者祠があると聞いた。
なにか書き物で見たのか、Webかでみたものか全く記憶が無い。なんとなく気にかかっていたが、この度、所在発見。薬王院への参道、ケーブルカーの終点よりやや登った、「霊気満山」 と額のかかった山門の下にある ”神変堂” というのが件のお堂である。
左右に、前鬼後鬼の二匹の鬼を従え、堂内には「神変大菩薩 役行者」が安置されている。罰当たりにもチョッと覗いてみたがガラスの反射で視認できなかった。
「健脚祈願」「腰痛平癒」とある。流配地の伊豆大島から一夜にして富士山へ登り修行したとの言い伝えから、このようなご利益を連想するのは頷ける。一時間ほど撮影していたが、若いカップルから家族連れまで参拝者が引きもきらづなかなかの繁盛である。
左側に侍するのが ”善童鬼” という。
手に斧を持ち行者の道を切り開いたとか。なかなかの面構えである。
右側の鬼が ”妙童鬼” だそうだ。
行者のために水を汲んだと謂われるが、私にはどうしても酒を一杯引っ掛けていささか酔いが回ったように見えて仕方が無い。
この神変堂は昭和四十四年に改築されたものとのこと。
この屋根は唐風とでも言うのか?。質素だが好い雰囲気である。
役小角(役行者)は伊豆大島から富士山へ夜な夜な通ったくらいだから富士山から高尾山までなどほんの一跨ぎだったろう。気宇壮大な話である。
役行者、高尾山について興味のある方は 「高尾山総合インフォメーション」 http://www.takaosan.info/index.html あたりを参照されてはいかがでしょうか。
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