埋址 [気が向いた時日記]
初沢城跡です。
場所は、JR高尾駅南方1Kmほどの小高い山の上です。
聖堂右側には、巨大な 「高尾天神社」 の石柱が。そして石段の上には、これまた巨大な菅原道真公の像があたりを睥睨しております。
石柱の元に東京都教育委員会による案内板がありました。これが、今日見つけた唯一の案内板です。
土橋や堀切の遺構が見られるとのことです。あたりの景色から、この辺と思われますが、私の目では、竪堀なのか、踏み跡なのか???。
「初沢城跡」 の標柱のある、本郭跡。
一枚目の画が、逆に、標柱から此方を撮ったもの。縦横10Mほどの平削地となってます。
城跡の表示と三角点の標柱。
一枚目写真のベンチの下にある、一段低い平地は腰郭でしょうか。先客が居たので写真は控えました。
頂上南西側は、眺望が素晴らしい。
左端に、うっすらと見えるのは津久井湖近くの電波塔のようですが、津久井城山もこの方向です。天気が好ければ、真正面に丹沢山塊が見えるはずです。
北側には、木の越しに高尾の市街地が見えます。一朝有事には、雑木を切り払えば四囲の見透しが利き、監視台、烽火台としてよく機能したかと思います。
津久井や甲斐東部にある、烽火台、砦跡に形状規模が似ていると感じます。
南側に下ります。角を二つ三つ曲がったら、あっという間に東京都水道局のタンクの側に出ました。南側の住宅地から頂上までは、比高50M足らず。距離も300Mほどですか。
南側からの山容。
周囲はすっかり住宅地に囲まれた、縦横500M足らず、高さ300Mに届かない小山がよくぞ開発の爪牙から逃れて生き残ったと感じますよね。
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